この補給船は、フアン・デ・サアベドラ(Juan de Saavedra)の命で、アルマグロの遠征のための人員と物資を運んでいた。サアベドラは彼の生まれ故郷であるスペイン、クエンカ県にあったバルパライソ・デ・アリバ村にちなんで、この場所をバルパライソと名づけた。1818年にチリがスペインから独立すると、街は設立間もないチリ海軍の主要港となり、それまではスペインとその植民地のみに制限されていた国際貿易の制限も解除され、他国にも開かれた。
パラグアイのイエズス会伝道所群は、17世紀から18世紀に南アメリカ大陸各地に築かれた先住民のキリスト教化のための小規模集落群で、パラグアイには現在ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナ、ヘスス・デ・タバランゲ、サン・コスメ・イ・ダミアン (San Cosmé y Damián) の3つの遺跡が残るが、最初の二つが世界遺産に登録された。
ボリビアの首都ラパスから南東に約 440 km 、ボリビアの南部に位置するポトシはアンデス山脈中の盆地にあり、標高約 4,000 mと人が住む都市としては世界最高地点である。スペイン以前の状況は不詳であるが、町は1546年に鉱山町として設立された。
労働力としてアフリカ人奴隷も連れてこられ、スペイン統治時代に金・銀を多く産出する鉱山が開発され、45,000 t の銀などを産出したが、19世紀にはすっかり枯渇した。1987年、セロ・リコ銀山を含め、他の構造物とともに世界遺産に登録される。奴隷制度の象徴として、負の世界遺産にも数えられ、市内観光の目玉は、この鉱山の中に入るツアーである。