名古屋競馬場は、2022年4月、愛知県弥富市へ移転した
名古屋競馬場(なごやけいばじょう/英: Nagoya Racecourse)は、愛知県弥富市駒野町1番地にある地方競馬の競馬場である。キャッチフレーズは「金シャチけいばNAGOYA」(きんシャチけいばなごや)。かつては名古屋市港区にあったが、2022年4月に愛知県弥富市へ移転した。
通称・愛称土古競馬場
金シャチけいばNAGOYA
所在地愛知県弥富市駒野町1番地
座標北緯35度03分09秒 東経136度47分05秒
起工1948年1月
開場
1949年6月(名古屋市)
2022年3月22日(弥富市)
閉場
2022年3月11日(名古屋市)
所有者愛知県競馬組合
管理・運用者愛知県競馬組合
収容能力約2000人
コース周回右回り馬場ダート(1周1,180m)
旧名古屋競馬場
所在地の旧名から愛称として古土競馬場(どんこけいばじょう)とも呼ばれていた。かつては障害競走が行われていて内馬場には1コーナーから3コーナーに向かうたすき状の障害コースの名残が見られ、3コーナーからの襷の入り口付近に生垣障害が残っていた。
1周1100 m・幅員23m・右回りダートコース
直線距離194 m(第4コーナーから決勝線まで)※ 現存する競馬場の中で日本一短い直線であった。
距離設定 [m]: 800, 1300, 1400, 1600, 1800, 1900, 2500(かつては2400 mも存在した)
2500 mは名古屋グランプリのみで使用した。
1300 mは2011年11月17日を最後に使用しなかった。
最大出走頭数(フルゲート): 12頭
コースの形状から外枠の出走馬が人気薄でも来ることがある。そのため以前から枠番連勝複式(枠複)の7-8はよく[独自研究?]売れていた。
新名古屋競馬場
1周1180 m・幅員30m・右回りダートコース
直線距離300m(第4コーナーから決勝線まで240m)西日本地区の地方競馬では最長距離である。
第2コーナーから向正面と第3、4コーナー中間に若干の高低差
第3コーナー入口から第4コーナー出口にかけてスパイラルカーブが存在
距離設定 [m]: 900, 920, 1500, 1700, 2000, 2100
最大出走頭数(フルゲート): 12頭
スタンド棟
新名古屋競馬場のスタンド棟は延べ床面積5400平方メートル[7]。インターネットによる馬券購入の増加により、観覧席は屋内屋外あわせて574席で旧競馬場の約10分の1となった。
パドック
旧名古屋競馬場は奥行19m、幅44.5mに対し、新名古屋競馬場は奥行22m、幅48mと拡張された。また馬体重の表示は以前は手動でパネルをはめていたが、新名古屋競馬場では電光掲示板に変更された。
入場料
名古屋競馬場開催時は100円(場外のみ発売時は無料)。
硬貨を直接自動改札機に投入する方式である。
通常、15時20分以降は無料で入場できる。
かつて行われていたファンサービス編集
毎週火曜日は「レディースデー」のため、女性は入場料が無料だった。
名古屋競馬場オフィシャルサイトから無料入場券(クーポン券)をプリントアウトしたもの、または携帯電話・スマートフォンで無料入場券の画面を有人の入場門で提示すると無料で入場できた。
バス、地下鉄、ドニチエコキップでGet!
名古屋市交通局の「バス・地下鉄全線一日乗車券」または「ドニチエコきっぷ」を有人の入場門で提示すると無料で入場できた。
移転後の跡地利用編集
現在の名古屋競馬場跡地は場外馬券売場などに活用される[。2022年2月に中部電力を中心とするグループと愛知県・名古屋市が跡地開発について基本協定を締結している[。2022年3月18日以降は元の競馬場施設の一部を「サンアール名古屋」の名称とし場外馬券売場として営業を続けるが、南東区画の一部施設を利用して新規に場外馬券売場を設ける計画がある。元の競馬場敷地の大部分は、一旦2026年アジア競技大会の選手村として使われた後、2028年を目処に複合商業施設・マンション・教育施設などを持つエリアとしてオープンさせる予定。