三重県津市、偕楽公園、津城

偕楽公園

1859年(安政6年)、津藩第11代の藩主、藤堂高猷の別荘「御山荘」を起源とする。自然そのままの起伏に池や橋、岩を配して回遊路がつけられ、古くからミツバツツジの名所として知られる。

津市の古称は安濃津で、別名を安濃津城と言われ城郭構造は輪郭式平城である。津は平安時代より伊勢国政治経済の中心地で、鎌倉時代は藤原南家の流れの工藤氏を祖とする長野氏が支配した。

津城の起源時代、永禄年間(1558年 – 1569年)に長野氏の一族の細野藤敦が小規模な安濃津城を構えたことに始まる。

慶長13年(1608年)、伊予今治藩より藤堂高虎が入城し城の大改修に着手し、輪郭式の城郭に変貌させて城下町を整備した。以後、明治維新まで藤堂氏の居城となる。

明治4年(1871年)、廃藩置県により廃城となり建造物は破却され、その後、「お城公園」として本丸跡に日本庭園が整備される。
本丸跡の日本庭園入口には、藩校有造館の正門の入徳門が移築現存する。

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