徳川園は尾張藩2代藩主徳川光友の隠居所の大曽根御屋敷跡(当時の敷地は約44ha)に築造された。
池泉廻遊式の大名庭園で、園内に配置された山、大曽根の瀧、渓流、龍仙湖、牡丹園、菖蒲田はそれぞれ、木曽山脈、木曽三川、伊勢湾、濃尾平野に見立てられ自然の景観を凝縮している。
高低差の大きな地形、立体的な大きな岩組みが特徴で変化に飛んだ大胆な構成は荘厳さが漂う。名古屋を代表する有名な庭園であり、イロハモミジ、ヤマモミジ、ニシキギなど約300本の紅葉と、庭園の緑とのコントラストが美しく、紅葉の時期には3万5000人〜4万人ほどの観光客が訪れる。