犬山 寂光院の紅葉

寂光院は、愛知県犬山市にある真言宗智山派の寺院で、山号は継鹿尾山。継鹿尾山八葉蓮台寺寂光院(つがおざんはちようれんだいじじゃっこういん)と号し、通称継鹿尾観音(つがおかんのん)本尊は千手観音、随求堂の本尊は大随求菩薩である。

白雉5年(654年)に孝徳天皇の勅願により南都元興寺の道昭和尚の手によって建立、支院18、寺領500石を有する盛大な寺であった。永禄8年(1565年)には織田信長が参詣の折り、清州城の鬼門鎮護の霊刹として黒印50石、山林50町歩を寄進。江戸時代も寺領を持ち続けた。現在は寺域33万㎡(10万坪)を有する。参道は全て東海自然歩道。境内全域は飛騨木曽川国定公園。

本堂 本尊:千手観世音菩薩(秘仏)
現在の本堂は明治12年(1879年)、12代当主の時代に再建された。
装飾を押さえた伝統的形式になる本格的な仏堂建築。
平成17年(2005年)に国の登録有形文化財に登録されている。
本尊の千手観音は秘仏で60年に一度の甲子年に限って開帳される。
秘仏千手観音厨子の「お前立ち」の像は南北朝時代の作とされている。

随求堂 本尊:大随求菩薩(秘仏)
文化2年銘の擬宝珠、内部柱に天保年間の墨書があることなどから、文化2年の建築と思われる。
本堂西に東面して建ち、渡廊下で結ばれる。
平成17年(2005年)に国の登録有形文化財に登録されている。

弁天堂
本堂北方の高所にある。弁天像台座裏に文政3年(1820年)の墨書銘があるので同時期の建築と考えられる。
平成17年(2005年)に国の登録有形文化財に登録されている。

弁天堂
本堂北方の高所にある。弁天像台座裏に文政3年(1820年)の墨書銘があるので同時期の建築と考えられる。
平成17年(2005年)に国の登録有形文化財に登録されている。

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