オアシス21
愛知県名古屋市東区東桜一丁目に所在する
公園やバスターミナルなどの公共施設と商業施設との複合施設
2002年(平成14年)10月11日に正式オープン
公園施設の管理・運営は第三セクターの栄公園振興株式会社が行う
都市公園としては「久屋大通公園」の一部
公募によりオアシス21の愛称がつけられた
東側に隣接するNHK名古屋放送センタービルと愛知芸術文化センター
南側に錦通が通り、西側に久屋大通が通る
錦通と久屋大通の交差点の北東に位置する
建設前は、NHK名古屋放送会館と愛知県文化会館があった
東に隣接する栄公園と敷地を入れ替える形で名古屋市が整備
栄公園にはNHK名古屋放送局と愛知芸術文化センターが建設された
整備構想については、1980年代から具体化してきた
まずは、1982年の愛知県文化会館の再整備構想
1984年のNHK名古屋放送会館の立て替え構想などがあり
1985年6月には愛知県と名古屋市、NHKの3者による「栄公園地区の総合的な整備に関する覚書」が締結されるに至った
これは、名古屋市が栄公園地区の整備計画を策定し
愛知県は文化会館の整備、NHKが放送会館の整備を
それぞれ協力しながら推進していく方針の確認であった
当初の計画には
栄地区のバスターミナルをすべて集約した施設を地下2階に設置する構想もあった
が、最終的には久屋大通公園の栄バスターミナルを残したほか
施設を半地下構造とすることにより事業費を圧縮した
整備完了までの暫定的な利用として、駐車場やさまざまなイベントに利用された
そのなかでも、1997年3月2日から1998年12月27日までの間、劇団四季による名古屋ミュージカル劇場が設置されたこともある
これは、座席数約1130の劇場であり、「オペラ座の怪人」と「美女と野獣」の公演を行った
また、事業費圧縮の方策として、事業の提案競技方式が採用されることとなった
また、名古屋市都市整備公社が建設し、名古屋市が分割払いによりこれを取得するという建設代行方式が検討された
1997年2月15日、最優秀案として大林組の案が採用されることとなった
マスコットキャラクターとして、恐竜をモチーフとした「いやしす」が設定されている
当施設では、日本生命、レオパレス21、寿がきや、ダイハツ・キャストなど多くのテレビCMの撮影に使われた実績がある
外国人観光客に人気の高いスポットであり、「夏のフォトジェニック観光スポット」として国内では北海道・洞爺湖に次ぐ2位に選ばれたことがある
また、コスプレイベントやハロウィンの日には多くの若者が集まる