マッジョーレ湖畔、絶壁の上の修道院 ・「エレモ・ディ・サンタ・カテリーナ・デル・サッソ」Santa Caterina del Sasso

エレモ(Eremo)は切り立った崖や岩の上など、人里離れた場所に築かれた隠遁修道士の「隠れ家」がもとになってできた修道院や教会堂で、イタリア各地に「エレモ」はあり、巡礼者が訪れる信仰の場である。

「エレモ・ディ・サンタ・カテリーナ・デル・サッソ」はイタリア北部のマッジョーレ湖に面し、景観は美しく神秘的な雰囲気がある。

このエルモが現在の形に近い構造となったのは14世紀、その後、修復が重ねられ4つの礼拝堂、小さな祈祷用礼拝堂、高い塔により構成されるが、建立年度や様式は異なる。

柱列として拡がるポーチ、ポルティコもあり内部は変化に富んでいる。

14世紀から17世紀にかけて制作されたというアウレリオ・ルイーニの聖カテリナを描いた16世紀のフレスコ画などあり、光の加減で色や雰囲気が変わるマッジョーレ湖、対岸のストレーザやボッロメオ諸島の景観は飽きることがない。

Serenata Tosti・・・マッジョーレ湖畔、絶壁の上の修道院 ・「エレモ・ディ・サンタ・カテリーナ・デル・サッソ」

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