モロッコのシャウエンは、 リーフ地方の山中にあり、タンジェとテトゥアンから内陸に入ったところに位置する人気の観光地である。
フェズからは、バスで約4時間ほどのところ、近くには、アフリカで最も深い洞窟の一つであるKef Toghobeit Caveがある。
シャウエンの町では、実際に壁を青く塗っている光景に何度か出会う。
海辺の街かと思いきや、でも、ここはサハラ砂漠のあるモロッコ。
もともとは白い街だったらしいが、青く塗るのは虫よけの意味があるとか、また、涼しげに見えるからという説もある。
シャウエンは小さい町なので、のんびり散歩するのが楽しい。
また、モロッコはネコが多い国で、青い町にネコがいるという光景は、街歩きが楽しくなりそうで、フォトジェニックな街でもあるようだ。
シャウエンのメディナ(旧市街)の広場あたりには、牛肉とプルーンのタジンが絶品のレストラン「アラジン」がある。
1471年、ポルトガルの侵略と戦うための小さな要塞として建造された街で、多くのモリスコとユダヤ人が、スペインによるレコンキスタの後ここに定住した。
1920年、スペインによりスペイン領モロッコとして占領されたが、1956年、モロッコ独立により、モロッコの都市となる。
この都市の名の由来は、ヤギの2つの「つの」のように見えるという街から見える2つの山の頂きによる。
シャウエンでは、ウールの衣服、毛織物など、モロッコの他の場所で手に入れることのできない現地の手工芸品が数多く売られている。
当地原産のヤギのチーズも観光客には人気がある。