釧路平野に位置する日本最大の湿原で面積は18,290ha、湿原の中を釧路川が大きく蛇行しながら流れる。
湿原の大部分はヨシ、スゲ湿原でミズゴケ湿原も一部あり、食虫植物のモウセンゴケやコタヌキモが生育する。
タンチョウやエゾセンニュウ、ベニマシコなど、多くの鳥類の繁殖地・休息地となっていて、タンチョウは冬には釧路湿原へ戻ってきて越冬する。
日本最大の淡水魚であるイトウやキタサンショウウオなどの希少な動物も多くい自然の残る領域である。
JR釧網本線は一部の区間が湿原内を通るので、列車に乗車したまま湿原の観察ができる。