ボルドー(Bordeaux)は、フランス南西部の中心的な都市。ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏の首府、ジロンド県の県庁所在地。アキテーヌ公国の首府だった。
ガロンヌ川の湾曲部に面した歴史的な港町。市街地は左岸に沿って三日月形に形成され、月の港と呼ばれる。 ボルドーワインの産地として世界的に有名。
市の中心部および南側へかけては旧市街地であり、18世紀に城壁を取り壊し近代化の手が入ったが、狭くてまがった古い通りを多く残している。
市中心部のすぐ北側には、18〜19世紀の都市計画による大通りがある。
「月の港ボルドー」
「月の港ボルドー」は、かつて港町として栄えたボルドーの歴史地区を指す。
フランスの世界遺産の一つである。「月の港」とは、このボルドーを指す異称であり、ガロンヌ川が三日月形に湾曲した地点の南岸に沿って発達した交易港であったことに因む。
英名Bordeaux, Port of the Moon
仏名Bordeaux, Port de la Lune
面積1,731ha (緩衝地域 11,974ha)登録区分文化遺産登録基準(2), (4)登録年2007年公式サイト世界遺産センター(英語)
世界遺産登録に当たって特に評価されたのは、ルイ=ユルバン=オーベール・ド・トゥルニー (Louis-Urbain-Aubert de Tourny) らによって形成された啓蒙時代の新古典主義建築の都市計画および歴史的建造物群が現在も良好に保存されていることである。
加えて、ケルト時代(古代ローマの植民都市になる以前)に町が創設された古い歴史を持ち、アキテーヌ公国の首府だった。
2000年頃以降の都市計画により、歴史的中心地区で歩行者空間との融和が大きく進んだ(トラムの導入を含む)。