近江八幡市は琵琶湖東岸に位置し、近江商人や安土城で知られる近江八幡市は、豊臣秀次が築いた城下町を基礎として、近世は商業都市として発展し、近江商人の発祥の地である。近世の風情がよく残る新町通り、永原町通り、八幡堀沿いの町並みおよび日牟禮八幡宮境内地は「近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、時代劇の撮影場所としてもよく使われる。ウィリアム・メレル・ヴォーリズが住み、多くの近代建築作品を遺した地としても知られている。
2005年9月1景観法に基づ景観計画区域」に指定された。同法の適用第1号である。2006年1月26日には「近江八幡の水郷」として重要文化的景観の第1号に選定された。地名のもととなった神社名は「日牟禮八幡宮」で、「近江八幡」を冠する神社は無い。市名に旧国名の「近江」を冠しているのは、市制施行時に福岡県八幡市が存在したためである。
しかし福岡県八幡市は1963年に合併し、北九州市の一部となり消滅した。市域は全般に平坦地で、鈴鹿山系に源を発する諸河川により形成された湖東平野の一角をしめる。市内には、雪野山、瓶割山、八幡山(鶴翼山)、岡山、長命寺山、津田山(奥島山)などの小高い山が平野に浮かぶように点在し、琵琶湖上には同湖で最大の島である沖島と呼ばれる有人島がある。市の北東部には、西の湖が水郷地帯を展開しており、「安土八幡の水郷」として琵琶湖八景の一つに数えられている。
La Collinaはイタリア語で「丘」という意味で、世界的な建築家・デザイナーであるミケーレ・デ・ルッキ氏がこの地を訪れ、小高い丘からの眺めに名づけられた。たねやグループのフラッグシップ店 〈ラ コリーナ近江八幡〉は屋根一面が芝におおわれ、広々とした吹き抜け空間の1階に和・洋菓子の売場が並びぶ。ユニークなデザインと栗の木が印象的な建物は、建築家・建築史家の藤森照信氏による。
近江八幡市
琵琶湖東岸に位置し、近江商人や安土城で知られる近江八幡市は、豊臣秀次が築いた城下町を基礎として、近世は商業都市として発展し、近江商人の発祥の地である。近世の風情がよく残る新町通り、永原町通り、八幡堀沿いの町並みおよび日牟禮八幡宮境内地は「近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、時代劇の撮影場所としてもよく使われる。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズが住み、多くの近代建築作品を遺した地としても知られている。2005年9月1日には水郷地域160ヘクタールが景観法に基づく「景観計画区域」に指定された。同法の適用第1号である。2006年1月26日には「近江八幡の水郷」として重要文化的景観の第1号に選定された。
市内には、雪野山、瓶割山、八幡山(鶴翼山)、岡山、長命寺山、津田山(奥島山)などの小高い山が平野に浮かぶように点在し、琵琶湖上には同湖で最大の島である沖島と呼ばれる有人島がある。市の北東部には、西の湖が水郷地帯を展開しており、「安土八幡の水郷」として琵琶湖八景の一つに数えられている。