赤の広場(ロシア語:Красная площадьクラースナヤ・プローシシャチ)は、ロシアの首都、モスクワの都心部にある広場で、長さは695m、平均道幅は130m、面積は7万3,000㎡。
広場は北西から南東に長く、南西側にはクレムリンの城壁、城壁に接しているレーニン廟、大統領官邸、北東側にはグム百貨店、北西端には国立歴史博物館とヴァスクレセンスキー門、南東端には葱坊主の屋根の聖ワシリイ大聖堂と処刑場・布告台だったロブノエ・メストがある。
1493年、モスクワ大公国の統治者イヴァン3世が、自らの居城であるクレムリンの前の市街地を広場として整理させたのが起源で、「赤の広場(クラスナヤ広場)」と名付けられたのは広場が整備された17世紀後半。
ロシア語名「クラスナヤ広場」の「クラスナヤ」は「赤い」を意味するが、古代スラヴ語では「美しい」を意味する事から「美しい広場」が原義に近い。