久屋大通は名古屋市中心部の栄を南北に貫く道路で、延長1738 m、平均幅員112.17 m、中央分離帯にある公園も含めた道路幅員において若宮大通(100 m)、札幌の大通公園(105 m)をしのぎ、日本一の広さがある。尾張徳川藩初代藩主である徳川義直が、末長く繁盛することを願って久屋町と命名したことが由来とされる。戦後、名古屋市の戦災復興土地区画整理事業の換地方式によって誕生した久屋大通は、久屋大通公園を挟んで東西に分かれて、それぞれ一方通行になっている。
南行起点:久屋橋交差点 – 終点:若宮大通久屋交差点
北行起点:若宮大通交差点 – 終点:久屋橋西交差点
通りに面して専門店や飲食店、緑地公園があるなど共通点が多いことから、1989年(平成元年)に、久屋大通発展会とフランス・パリ市のシャンゼリゼ委員会とあいだで友好提携がなされ、パリのシャンゼリゼ通りとの姉妹提携が結ばれた。これは、この数年前に東京・銀座がシャンゼリゼ委員会に姉妹提携を持ち掛けたものの断れられたという経緯を経ての提携であった。
これは、この数年前に東京・銀座がシャンゼリゼ委員会に姉妹提携を持ち掛けたものの断れられたという経緯を経ての提携であった。1986年(昭和61年)8月10日の道の日に、名古屋市を代表するシンボルロードとして、旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された、「日本の道100選」のひとつに選定される。
年表
1964年(昭和39年)9月6日
復興土地区画整理事業に伴い、道路法に基づく道路として認定。
1970年(昭和45年)1月14日
中央緑地帯が、都市公園法に基づく公告により、都市公園区域に指定。
1986年(昭和61年)8月10日
「日本の道100選」に選定。
1989年(平成元年)
久屋大通発展会とパリのシャンゼリゼ委員会が姉妹提携締結。