春を謡う徳川園牡丹祭2023

徳川園では、4月8日(土)から4月23日(日)まで「春を謡う徳川園牡丹祭」を開催。

徳川園(とくがわえん)は、愛知県名古屋市東区徳川町にある日本庭園。隣接して、国宝の「源氏物語絵巻」を展示する事で有名な徳川美術館や、河内本『源氏物語』を所蔵する名古屋市蓬左文庫がある。


1695年に造営された尾張藩2代藩主徳川光友の隠居所の大曽根御屋敷跡(当時の敷地は約44ha)に築造された池泉廻遊式の大名庭園である。園内に配置された山、大曽根の瀧、渓流、龍仙湖、牡丹園、菖蒲田はそれぞれ、木曽山脈、木曽三川、伊勢湾、濃尾平野に見立てられてのものであり、自然の景観を凝縮している。これは、尾張国の、土地柄の豊かさを表現したものである。

また園内の龍門の滝は、尾張藩江戸下屋敷戸山荘跡(現在の早稲田大学戸山キャンパス)から発掘された龍門の瀧の遺構を移設したものである。通常の流量は多くはないが、約20分おきに激流となる仕掛けを施して、下流にある飛石を水に沈めるというかつての戸山荘でのエピソードを再現したものとなっている。

瑞龍亭は、尾張徳川家が織田有楽斎を流祖とする有楽流を重用していたことから、有楽好みとした三畳台目の茶室である。躙り口手前の燈籠も有楽好みの燈籠を再現したものである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です