日本ラインは、岐阜県美濃加茂市から愛知県犬山市にかけての木曽川沿岸の峡谷の別称で、その風景がヨーロッパ中部を流れるライン川に似ていることから、志賀重昂によって命名された。
日本ライン下りは、木曽川観光株式会社が行なっている川下りで、運行区間は、岐阜県美濃加茂市にある美濃太田乗船場から愛知県犬山市にある犬山橋下船場まで、全長13kmにわたって渓流の美しさを味わいながら、約1時間半の川下り遊覧(「日本ライン下り」)ができた。
2006年までは美濃太田駅から美濃太田乗船場を経由して日本ライン今渡駅や可児駅(新可児駅)へ向かう東濃鉄道の路線バスが運行されていた。その後、利用者数は低迷を続け、2011年8月17日に発生した天竜川川下り船転覆死亡事故の影響で利用者数の回復も望めないことから、木曽川観光は2012年12月18日の役員会で2013年度の運行を行わないことを決定した。