長良川河口堰
三重県の長良川の河口部に治水と利水を目的に作られた堰(河口堰)。
長良川に初めて造られた堰であり、この河口堰ができるまでは、長良川は本州で唯一の本流に堰のない大きな川だった。
元は工業用水を溜めるために計画されたが、計画が30年以上紆余曲折するうちに重工業がさして水を必要としなくなったため、洪水防止に名目を変更して建設が進められた。
その建設に当たり、利水や治水の観点から建設を望む声がある一方[要出典]、長良川の生態系や漁業などへの悪影響などが懸念され、漁協や自然保護団体、日本全国のカヌーイストらなどによって激しい反対運動が起き、建設の是非をめぐる論争が発生した。
本来の目的を失ったにも関わらず計画を中止しない建設省の強硬な態度は、建設省と土建屋の癒着があったからという意見もある。
この論争は、単なる「開発」か「環境」かという論点をこえて、誰がこの問題の「当事者」たりうるのかという、税金を使う公共事業のあり方、河川管理や産業振興、環境保護のあり方についての論点を提起することにもなった。
目的:治水(塩水の遡上を防止することにより、長良川の浚渫を可能にし洪水を安全に流下させる)、水道用水、工業用水
形式:可動堰
堤頂長:661m
堰高:8.2m
建設費:約1,500億円
事業者:水資源機構ダム事業部
本体施工業者:大成建設・鹿島建設・五洋建設共同企業体
着工 / 竣工:1968年(昭和43年) / 1994年(平成6年)
所在地:三重県桑名市長島町
桑名七里の渡し公園
木曽三川にまつわる史跡と桑名を代表する建築とをつなぐ場所に整備された、川と街に一体となった歴史公園で、地域の歴史にちなんだ意匠を随所に取り込んでいます。 周辺史跡を巡る道中や日々の散歩時に、流れるせせらぎに耳を傾け、芝生広場でゆっくりとくつろげます。
近隣には、鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計による洋館と池泉回遊式庭園を持つ、国の重要文化財の「六華苑」、春と秋に一般公開される美しい庭園「諸戸氏庭園」、
東海道五十三次で知られる桑名宿の渡船場「七里の渡し跡」等があります。 今後、揖斐川右岸地区と七里の渡し地区の整備を予定しており、現在は住吉地区が開園しています。
なばなの里
三重県桑名市長島町駒江にある植物園である。長島観光開発株式会社の運営するナガシマリゾートの一施設である。
里内には8店舗のレストランがあり(長島地ビール園、ベーカリーレストラン「マルセイユ」、イタリアンレストラン「麦」、とんかつ「かつ○」、中国料理「桃仙」、日本料理「翡翠」、「カフェ・ラ・テラス」、麺料理「芭蕉庵」)、他にもベーカリーショップ10・2・5(テンツーファイブ)や、売店の「村の市」では特産品や地ビール、お土産などを購入できる。また長島温泉を利用した日帰り温泉施設「里の湯」がある。さらには東海地方最大級の「花市場」が隣接してあり、東海地元の野菜や季節のお花が買うことができる。
園の名前は当地の特産品である「なばな」に由来する。