夕暮れのアマルフィ海岸

急峻なアマルフィ海岸に面して築かれた都市で、中世にはアマルフィ公国(アマルフィ共和国)として自立し、強盛を誇った海洋国家であった。

ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されているアマルフィ海岸の中心都市であり、観光拠点の一つである。

その起源は古代ローマ時代にまで遡る。海洋に面し、かつ複雑な地形に囲まれており、外敵の侵入を撃退するのに適していた。

839年、ナポリ公国から独立を宣言してアマルフィ公国となり、イスラーム勢力との抗争のなかで、徐々に勢力を拡大させていった。

872年にはサン・サルヴァトーレ島を守っていたイスラーム軍を海戦で撃破、この功績で東ローマ帝国からカプリ島を譲渡された。

ただし、イスラーム勢力と対立しただけでなく、商業上の利益から同盟を結ぶこともみられた。アマルフィは、その後も公国の首都、貿易の拠点として発展し、一時はピサやヴェネツィアやジェノヴァと地中海の覇権を争い、黒海にも商業活動を広げた。例えば、現ウクライナの都市セヴァストポリに、アマルフィの港の跡が残されている。

アマルフィの人々は、航海に関する法典である「アマルフィ海法」を作成した。これが様々な海洋に関する法典の雛形となり、17世紀まで影響を持った。また、中国からイスラーム世界に伝わった製紙法がシチリア島経由でもたらされ、13世紀には製紙産業が勃興していた。

アマルフィの最盛期は11世紀に達成され、その後急速に衰退した。
1131年にはノルマン人による征服、1135年、1137年はピサによる略奪、そして1343年での嵐によって都市の大部分が破壊された。

第二次世界大戦中、1943年9月9日までにアメリカ軍はアマルフィに対し上陸作戦を開始。同時期には、イギリス軍が近隣のナポリに上陸作戦を行い、ドイツ軍が激しく交戦していたため、アメリカ軍はドイツ軍と接触することなくアマルフィに上陸を果たした。

クレタ島クノッソス宮殿

グノシエンヌ

(Gnossiennes)は、エリック・サティが1889年から1891年と1897年に作曲したピアノ曲。サティが24歳の時に作曲した第1番から第3番の3曲は「3つのグノシエンヌ」として有名である。

題名は、従来は古代ギリシアのクレタ島にあった古都クノーシスに由来するというのが定説だった。しかし、グノーシス派に由来したサティによる造語であると説明する人もいる。

サティが生前に「グノシエンヌ」の題名で発表したのは、「3つのグノシエンヌ」(グノシエンヌ第1番、第2番、第3番)の3曲のみである。サティの死後、他に3曲が発見され「グノシエンヌ」の題名で出版されたが、自筆譜に「グノシエンヌ」の題名が書かれていたわけではなく、作曲時期や曲の傾向から「グノシエンヌ」と勝手に命名されたにすぎない。

古代ギリシャの詩の脚韻を踏んだリズムが伴奏部に使われている。

「3つのグノシエンヌ」には、プーランクによるオーケストラ編曲版(1946年編曲)が存在する。

パリ 街中カフェめぐり

「まちぶせ」は、荒井由実が作詞・作曲した楽曲。

編曲は松任谷正隆による。三木聖子への提供曲として作られ、1976年にシングルが発売された。

のち、1981年に石川ひとみのカバーシングルが発売され、石川の最大のヒット曲となった。

さらに、松任谷由実本人によるセルフカバーシングルが1996年に発売されており、他にも多くの歌手によって歌われている。

エーゲ海の真珠

クラシックギター 練習録音
Penelope(エーゲ海の真珠)

 この曲は日本では「エーゲ海の真珠」という邦題で知られているが、実はこのタイトルは日本のレコード会社が売り出しに際して、名付けたタイトルで、原題は ペーネロペー [Penelope] と呼ばれている。 

ペーネロペーは、ギリシャ神話に登場するオデュッセウス [Odysseus] の貞淑な妻で、現代の恋に生きる乙女の姿とダブらせて作曲されたと云われている。 

ポール・ モーリアは1970年にレコーディングし、翌1971年にヒットさせ、以来彼のレパートリーの中では最重要曲の1つとなっている。

エーゲ海の真珠の作曲者は
スペイン・カタルーニャの大物シンガー・ソングライター、ジョアン・マヌエル・セラート(Joan Manuel Serrat)が作詞作曲(共作)して69年に歌って大ヒットしたバラード曲。

原題は「Penelope」日本ではポール・モーリアのアレンジした演奏で大ヒットした。

この歌は日本では「エーゲ海の真珠」という邦題で知られているが、日本のレコード会社がおよそこの歌の内容にはそぐわないタイトルをつけて売り出したため、このタイトルで知られることとなった。

花の美しい村 グリメンツ(Grimentz)

「セプテンバー・ソング」は、ジョーン・フォンテーンとジョセフ・コットン主演、ウィリアム・ディターレ監督の映画『旅愁(September Affair)1952』のテーマ曲として有名です。

映画はイタリアを舞台にしたAffair(不倫の恋)、恋愛劇で、これも九月の人恋しさを感じされる物語でした。この映画はアカデミー主演女優賞を獲ったジョーン・フォンテーンの成熟した演技が印象的でした。

 もともと、「セプテンバー・ソング(September Song)」は:クルト・ワイル(Kurt Weill)作曲、マックスウェル・アンダーソン(Maxwell Anderson)作詞のブロードウェイ・ミュージカル『ニッカボッカ・ホリディ(Knickerbocker Holiday)』の挿入歌。

ウォルター・ヒューストン(Wーalter Huston)はカナダ生まれの俳優で歌手ではありません。そのため声域も広くない彼のために書かれたのが「セプテンバー・ソング」(September Song)なのですが、かえってこれが誰でもが口ずさめる親しみやすいメロディをこの歌に与えました。

また、歌詞の内容も良く、「九月の歌」ではありますが、日が短くなるこの時期を愛の感情に重ねて秀逸です。

明るい夏が終る九月という月の持つ季節の変わり目に対して、人が無意識に感じる感傷を表現しています。あるいは人生の秋、無駄にする時間は無くなり、残り少ない時間をあなたと共に過したいという意味も感じられます。この含みが歌詞に豊かな余韻を与えています。

「セプテンバー・ソング」はブロードウェイ・ミュージカルの発表当時から人々に親しまれており、スタンダードな歌となっていました。

それを再びヒットさせたのがフランク・シナトラのバージョンです。この歌唱が今でもこの歌の変らぬスタンダードともなっています。曲と歌詞がシンプルで美しいため、これ以上のアレンジは難しい歌でもあります。一例を挙げれば、ルー・リードのカバー・バージョンもスタンダードに対するひとつの挑戦であるものの、原曲、シナトラを超えるものではありませんでした。

 “September Song”
When I was a young man courting the girls
I played me a waiting game
If a maid refused me with tossing curls
I’d let the old Earth make a couple of whirls
While I plied her with tears in lieu of pearls
And as time came around she came my way
As time came around, she came

[When you meet with the young girls early in the Spring
You court them in song and rhyme
They answer with words and a clover ring
But if you could examine the goods they bring
They have little to offer but the songs they sing
And the plentiful waste of time of day
A plentiful waste of time]

Oh, it’s a long, long while from May to December
But the days grow short when you reach September
When the autumn weather turns the leaves to flame
One hasn’t got time for the waiting game

Oh, the days dwindle down to a precious few
September, November
And these few precious days I’ll spend with you
These precious days I’ll spend with you

・映画挿入歌・ Song:Walter Huston
女を口説いていた若い頃は
 待つのも楽しみだった
 そっぽを向かれフラれても
 時を過ぎるに任せていた
 真珠の代わりに涙を捧げていた
 時がたち想いはかなった
 時がたち彼女は僕のものに

5月から12月までは長い月日だけれど
 9月になると日々は短くなる
 秋の気配が木の葉を赤く燃え立たせる頃
 もう待つことを楽しむ時間はない
 残りの日々は少なく貴重なものになってゆく

9月から11月へと
 この大切な日々を君と共に過ごそう
 大切な日々を君と共に
 月日が流れワインは熟成してゆく

9月から11月へと
 この実り多き歳月を君と分かち合おう
 実り多き歳月を君と共に