「もの派」アーティスト李禹煥、ベルサイユ宮殿で個展

モノ派とは、1960年代後半から70年代にかけて展開された戦後の日本美術における動向につけられた名称で、土や石、木、鉄など「素材」として扱われがちであった未加工のそれらに、ほとんど手を加えず直接的に提示することにより、ことさらその物質性を前面に押し出すという作風である。

李禹煥は、韓国生まれで現在は日本とフランスに住み、欧米を中心に活動している。もの派の代表的な作家である。

2014年ベルサイユ宮殿のゲストアーティストに決定し、展覧会は、2014年6月から11月の開催となる。

800ヘクタールの広大な敷地には、ヴェルサイユ宮殿、トリアノンとマリー・アントワネット王妃の領地があり、木立ち数十体の傑作の彫像もあり屋根のない美術館でもある。常に新たな視点で異なる姿を見せてくれる。
李禹煥氏の彫刻は、豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿とその庭で、どのように調和するのか注目が高まる。

Premire mouvement de concerto no.1・・・李禹煥、ベルサイユ宮殿で個展