エドワード・ジョン・ポインター

サー・エドワード・ジョン・ポインター(Sir Edward John Poynter, 1st Baronet, KB, 1836年3月20日 – 1919年7月26日)は、英国の画家、素描家、装飾デザイナー、博物館事務官として知られる初代准男爵である。

準男爵、バロネット(baronet)はイギリスの世襲称号の一つで、男爵(baron)の下、ナイト(knight)の上に位置し、世襲称号の中では最下位で貴族ではなく平民である。敬称はサー(Sir)であるが、ナイトと区別するため、名前の後に「Bart.」もしくは「Bt.」を付ける。

ポインターはいくつもの公職に就いた。
ロンドン大学の初代美術講座教授(任期:1871年 – 1875年)
ナショナル・アート・トレーニング・スクール校長(1875年 – 1881年)
ナショナル・ギャラリーのディレクター(1894年 – 1904年。この間にテート・ギャラリーが新設された)
1876年に、ロイヤル・アカデミー会員

1896年に、ロイヤル・アカデミーの総裁、騎士号も贈られた
1902年には準男爵を授爵した。

『Israel in Egypt(エジプトのイスラエル人)』(1867年。彼の出世作)
『Visit of the Queen of Sheba(シバの女王の訪問)』(1871年 – 1875年)
『King Solomon(ソロモン王)』(1890年)
歴史を題材とした大作群で名が広く知られるようになる。

愛知県美術館には、「世界の若かりし頃」(1891年)が収蔵されている。