第39回 有松絞りまつり

絞りの町有松は、江戸時代の初め、徳川家康が江戸に幕府を開いてまもない慶長13年1608年)に、絞り開祖竹田庄九郎らによって 誕生した。

尾張藩が有松絞りを藩の特産品として保護し、竹田庄九郎を御用商人に取り立てたことからはじまる。

旅人が故郷へのお土産にと、きそって絞りの手拭、浴衣など を買い求め、これが街道一の名産品となる。

繁栄ぶりは、北斎や広重の浮世絵にえががれたましたが、鳴海の宿は有松を描いたもので、「名産有松絞り」と記してあります。

昔の繁栄と、日本建築の美しさを今に伝える町並みは、200年を経過した貴重な文化財で、その景観は、名古屋市の町並み保存指定第一号として、また全国町並み保存連盟の発祥地としても知られる。