葵祭 2017

2017年(平成29年)5月15日(月曜日)10:30から行われる。
葵祭2017の前儀・後儀(関連行事)は5月1日(月曜日)から21日(日曜日)頃まで行われる。

葵祭・路頭の儀(行列)は京都御所から出発し、下鴨神社に向かい、到着後に葵祭・社頭の儀を行う。


その後下鴨神社から出発し、上賀茂神社に向かい、到着後に葵祭・社頭の儀を行う。京都御所出発(10:30)→堺町御門→丸太町通(11:00頃)→河原町通→下鴨神社到着(11:40頃)下鴨神社出発(14:20)→下鴨本通→洛北高校前(14:40頃)→北大路通→北大路橋(14:55頃)→賀茂川堤→上賀茂神社到着(15:30頃)

【葵祭 歴史・概要】
葵祭は古墳時代後期の欽明天皇(540年~571年)の時代、京都をはじめ全国が風水害に見舞われて飢餓・疫病が流行し、賀茂大神(上賀茂神社・下鴨神社)の崇敬者・卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)に占わせられたところ賀茂大神の祟りであるとした為、4月吉日を選んで、馬に鈴を懸け、人は猪頭(いのがしら)を被り、駆競(くち・かけくらべ)して、盛大に祭りを行ったことが起源である。


葵祭とは俗称で、正式名称には賀茂祭(かもまつり)で、祭儀に関わる人や社殿の御簾(みす)・牛車に至るまで二葉葵を桂の小枝に挿し飾ることから葵祭と言われる。

【葵祭2017 行列】
葵祭の行列は勅使の本列と斎王代の斎王代列に大きく分類される。本列は乗尻(のりじり)・検非違使志(けびいしのさかん)・検非違使尉(けびいしのじょう)・山城使(やましろつかい)・御幣櫃(ごへいびつ)・内蔵寮史生(くらりょうのししょう)・馬寮使(めりょうつかい)・牛車(ぎっしゃ)・御馬(おうま)・和琴(わごん)・舞人(まいびど)・陪従(べいじゅう)・内蔵使(くらづかい)・勅使(ちょくし)・牽馬(ひきうま)・風流傘(ふりゅうがさ)・風流傘(ふりゅうがさ)などで構成される。本列の勅使が葵祭の本来の主役である。

斎王代列は命婦(みょうぶ)・女嬬(にょじゅ)・斎王代(さいおうだい)・騎女(むなのりおんな)・蔵人所陪従(くろうどどころべいじゅう)・牛車(ぎっしゃ)・命婦(みょうぶ)などで構成されている。
斎王代列の斎王代が葵祭の現在の主役である。
ちなみに斎王代は平安時代に賀茂社(上賀茂神社・下鴨神社)に仕え、葵祭に奉仕した斎王に倣い、1956年(昭和31年)に創設された斎王の代理である。葵祭2017の第62代・斎王代(2017)は同志社大政策学部2年・富田紗代さん(19歳)。