バリ島中部、ジャティルウィはバトゥ・カウ山のふもとの丘陵地帯。山に囲まれ平地がないこの地域では、古くから「スバック」という伝統的水利システムを用いて稲作が行われている。
バリ島にライステラスは多いが、ジャティルウィの棚田はバリ島で初めて世界文化遺産に登録された場所で、緩やかな傾斜に広がる棚田は長い年月をかけて作られたもので、この風景は一見の価値がある。
サイクリングツァーもあり、緑の中を走り、風を肌で感じることができる。ジャティルウィの棚田は、高低差が少なく見渡す限り横に広く広がっているのが特徴で、日本の懐かしい風景と異国情緒が混在する雰囲気が魅力である。
棚田の周辺にはカフェやレストランがあり、インドネシア料理を楽しみながら景色を楽しむことができる。周辺には、ブサキ寺院の次にバリ島で大きな寺院でバリ島で最も美しい寺院とも言われれるタマン・アユン寺院がある。バリ島の寺院としては珍しい境内の周りが堀で囲まれたスタイルで、アグン山を屋根で模したメル(塔)が立ち並ぶ境内は厳かで壮観な空間である。